この度、NPO法人ポパイは令和6年度名古屋市芸術賞(奨励賞)を受賞しました!
ポパイに通う障がいのある人たちの創作や表現活動の実績が認められての受賞となります。まずはみんなで喜びを分かち合いたいと思います。
そしてもちろん、創作や表現活動を支えてきたスタッフや講師の皆さん、活動を応援してくださる会員のみなさん、ライブや展示会に足を運んでくださるみなさん、作品を活用し広めてくださる企業や団体のみなさん、そして何よりも長年ご本人を傍で支えながら、ポパイの活動にご協力いただいているサポーター(ご家族など)のみなさんに、改めてお礼申し上げます。
賞と名の付くものをいただけることに驚きを感じますが、この期待に応えられるよう、またこの分野をもっと広げていけるよう活動していきたいと思います。
NPO法人ポパイ
1990年代に障がいのある子を育てる「親の会」が発足し、活動を継続する中で平成17年11月にNPO法人ポパイを設立。平成18年より名古屋市北区で障がい福祉サービスを開始。生活介護事業や就労継続支援事業、グループホーム事業などを行う。平成23年の半年間、美術家によるワークショップをきっかけに福祉にアート的な要素を取り入れていく。平成24年にワークショップの様子をまとめた展覧会を行い、他の事業所との連携を進める。
平成25年にダンスグループ「ウゴクカラダ」が活動開始。平成26年には創作を主とした事業所「アトリエ・ブルート」が誕生。同年にはバンド「ポパイ座銀河団」を結成。平成26年より愛知県主催の「あいちアール.ブリュット展」に展示等で参画し、平成28年の第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会では企画運営に携わる。アートや表現活動などを障がいのある人たちの仕事にすることを目標に「表現する仕事」を掲げ、国内外で作品の展示・販売、出演やワークショップ、大学や企業との連携を積極的に展開してきた。近年はより障がいが重いとされている人たちとの表現活動を模索する中で、身体表現を主としたワークショップを重ね、展示や舞台といった必ずしも発表を伴わない表現の場を作り出している。
令和6年、愛知県より「愛知県障害者芸術文化活動普及支援事業(あしょげぶセンター)」を受託し県域で障がいのある人、支援者、家族等の活動をサポートし多様な表現活動を社会に馴染ませる役割を担う。
主な略歴
平成17年 法人設立
平成18年 「知的障害者デイサービスオリーブ」開所
平成23年 美術家によるアートワークショップ開始
平成24年 「MO-YA-CO展覧会」開催
平成25年 ウゴクカラダ(ダンス)結成
平成26年 「アトリエ・ブルート」オープン
平成28年 CONFUSION INCLUSION~ウゴクカラダ、海を超える~
平成29年 ポパイ座銀河団(バンド)デビュー
平成30年 CONFUSION INCLUSION~ウゴクカラダ、異国に触れる~(オーストラリア)
平成30年 アールブリュットビエンナーレ2018(オランダ)参加
令和1年 リヨン現代アートビエンナーレ(フランス)参加
令和2年 CONFUSION INCLUSION~ウゴクカラダ、海をつなぐ~(文化庁事業)
令和2年 Do it! ジャパン・ミュージック・ブリュット・フェス
令和3年 展覧会「普通のエナジー」in京都(助成事業)
令和5年 「街が舞台!多様な主人公たち」(クリエイティブ・リンク・ナゴヤ助成事業)
令和6年 「愛知県障害者芸術文化活動支援センター」開設(愛知県委託事業)