さて、2021年はどんな年でしたか? ポパイの一年は夏頃からいろいろと動き出して、年末まで様々な場所で様々な人たちとワークショップや展示会などを開催することができて、ようやくポパイらしさが戻ってきた感じがあります。
5年目になる自然栽培の田んぼと畑も順調で、今年は米の集荷量も一番、大豆やサツマイモなどの作物も豊富に採れました。年末には藁でしめ縄を作り、年明けには大豆で味噌づくりが始まります。味噌はみそ汁とモーヤーコのお菓子にも使われます。その他の野菜は昼食やグループホームの食事で提供され、一つのサイクルが出来上がりつつあります。
今年の年賀状用のイラストはオリーブで描いてもらいました。2021年に学生と取り組んだ交流ワークショップや絵画、ダンス、音楽のワークショップを通じて、オリーブでアートの香りが漂う時間が多くありました。夏にこれまでの3部屋に分かれていた中丸団地を出てワンフロアの店舗になったことも一つの契機でした。ようやく環境にも慣れ、日々の活動に変化が生まれようとしています。
ポパイ座銀河団やウゴクカラダ、まなミネぴかりん(司会)やYASUとユニコーンズ(デビュー!)もようやく活躍の場を得、みなさんにパフォーマンスをお届けすることができました。それでもまだまだ出演機会も限られる中、今は個人パフォーマーも含め、時間を見ては練習を重ねる充電期間が続いています。
2022年はどんな年になるでしょうか? どんな年にしましょうか? “新しいことに挑戦”とは言葉にするとシンプルですが、いざ実行に移すとなると相当なエネルギーと周到な準備が必要で、多くの人の協力が欠かせません。そんなことを実感した2021年の収穫と流れをそのままに、2022年はもっと楽しい毎日にしていきたいと思います。 理事長 山口未樹